フランチャイズのメリットとは何でしょうか。
上記のようなメリットの中でも、仕入れコストの削減のように、規模が大きくなることで得られるメリットのことをスケールメリットと言います。
長年フランチャイズ展開をしてきて、店舗数を100を超えてくると、取引先に対しても交渉しやすく、仕入れコストを下げやすいですが、アーリーステージのフランチャイズ本部様では、スケールメリットを得ることは難しいです。
しかし、仕入れコストを下げ、利益が出やすくなれば、加盟店様を増やしやすく、スケールメリットが更に生み出しやすくなる訳ですから、早い段階からスケールメリットを生み出したいものです。
【フランチャイズ展開するメリット】
1)企業の成長
他業種の経営者様や他のFC加盟オーナー様と一緒に創り上げる成功事例やノウハウの方が自社だけで創り上げるよりも質・量共に優れています。
またスーパーバイザーとして他社に経営指導をすることや、店長の上に新たなポジションを用意することで、貴社の成長にもつながります。
2)知名度・ブランド力の向上
フランチャイズ展開することにより、全国的に認知度が上がり、知名度・ブランド力が向上します。
これによりお店の売上だけでなく、優秀な人財が入社を希望するなど新たなメリットも生まれます。
3)出店スピードの向上
加盟店様の経営資源(人・モノ・金)によって店舗展開が出来るため、出店スピードの加速が可能になります。
4)スケールメリット
店舗が増えることでスケールメリットを活かして、商材の安価な調達も可能になります。
5)安定経営が可能
加盟店様からのロイヤリティー収入などで安定経営が可能になります。
【フランチャイズ展開するデメリット】
1)今までにはない機能が必要になる
加盟店を探し、契約を進める「加盟開発機能」や、継続的な経営指導を行う「SV(スーパーバイザー)機能」、店舗運営のノウハウをマニュアルにまとめ、教育を行う「教育研修機能」など、直営店であれば無くても問題がなかった機能が、フランチャイズ本部を構築する際には求められます。
またそれらの機能に対する人財の確保や人件費も必要です。
2)コントロールが難しい
直営店であれば、指示・命令権を持っていましたが、加盟店という第三者に対し、特殊な場合を除き、指示・命令権を持ち合わせません。
また、加盟店が不祥事を起こせば、ブランド全体の責任となりますので、それを防がなければいけませんが、直営店以上に難しいでしょう。
3)ノウハウなど情報漏洩の可能性が上がる
これまで培ってきたノウハウや情報を加盟店に伝えるわけですから、今まで以上に情報が競合店等の外部に漏れるリスクは高くなります。
上記の他にもメリット・デメリットはありますが、それらを踏まえ、最適な多店舗展開法をアドバイス差し上げますので、まずはご相談ください。
そこで私どもでは、フランチャイズのメリットを活かすための「事業計画書の作成」をご提案します。
事業計画書には次のようなメリットがあります。
この中でも1の情報伝達力向上の「社外の事業に対する理解」ですが、フランチャイズ展開により今後店舗数を増やしていくことを取引先様などに理解してもらい、その内容が実現可能だと感じてもらえれば、現在の規模でもそれ以上の規模の仕入れ値で取引することができるかもしれません。
実際に、フランチャイズ展開を始める前や、始めてまもない頃から、実際の店舗以上のスケールメリットを得ていた本部様は数多く存在します。
そういった交渉に必要なのが、事業計画書であり、その用途によって書き方が異なります。
まだスケールメリットを得ることができない規模で、事業計画書を作成する自信がないフランチャイズ本部様は、お気軽にご相談ください。