訪日外国人の胃袋をつかむ
1.訪日外国人の胃袋をつかむ「食」のマッチングサービス
あれほど話題になった「爆買い」に早くも陰りが見え始めています。
買い物代は前年同期比で約5.6ポイントダウンの37.8%にとどまり、金額にしても253億円の減少となっています。
ところが、シュリンクする爆買いとは対照的に、盛り上がりを見せているのが外国人観光客による「爆食」で、同データの飲食代は同1.7ポイント増の20.1%となっており、金額でも276億円増となっています。
どうやら「モノ」が中心だったインバウンド消費が「食」へと波及しつつあるようですが、そんななか、訪日客に豊かな食体験を提供するサービスが新たに誕生しています。
ニーズが多様化する個人での訪日客向けに、飲食店予約サービス「東京ディナーチケット」を展開しているのは、まだ創業1年半のスタートアップ企業であるフレンバシーです。
外国語での飲食店予約サービスは、すでにオープンテーブルやぐるなびなどの大手も参入していますが、同サービスの特徴は、英語対応のサイト上で席の予約から料理の注文までが完結する一方、加盟する飲食店には同社が電話で予約を取り次ぐという点にあります。
東京ディナーチケットは、外国語にもIT化にも対応していないような個人経営の飲食店にもスポットを当てています。
同サイトは今後、英語以外の複数の外国語や、ベジタリアンやムスリムの旅行者にも対応できる体制にしていくそうです。
(Newsweekより)
訪日外国人がモノから食へシフトし始めたようです。
モノはインターネット対応しているものものありますが、食はその場でしか食べられないのですし、日本食人気を考えれば当然かもしれません。
しかし、広告宣伝費にかけられる金額は、飲食店の方が低いかもしれませんので、どのようなサービスが台頭し、顧客を増やしていくのか。
そこに介在する代理店はどのような販売をしていくのか。
注目です。
2.iPhone7の予約受付を中国の代理店が開始
Appleから発表もされていないiPhone7の予約を中国の大手代理店が受付開始しました。
同代理店はAppleにとって世界最大の卸売り先のようです。
AppleはiPhoneの発売に関する情報を厳格にコントロールしており、直営店のスタッフですら発売日の朝まで実物を見ることもできないほどです。
発表もしていない新型iPhoneの予約受付を始めたLeledaをAppleが快く思うはずはなく、AppleがLeledaに対し何らかの行動に出る可能性もあります。
(livedoor Newsより)
さすが中国!
という感想ではなく、今回はメーカーと最大の代理店の間でどのような動きがみられるかに注目したいと思い、ブログに書きました。
ここの力関係によっては、見逃すことも制裁を加えることも考えられます。
果たしてAppleは、どのような動きを見せるのか。
注目です。