全国有数のそろばん産地、島根県奥出雲町の企業や団体でつくるグループが、認知症予防などを目的にした中高年対象の「大人のそろばん教室」の全国展開を計画しています。
独自に考案した教材や指導マニュアル、手足を動かす運動プログラムなどを一体化して、全国のそろばん塾にフランチャイズ展開させる考えです。
習得者が減少する中、道具の生産拡大などにつなげ、産地の復興を図っていきます。
計画では3年以内をめどに、全国のそろばん教室などへのフランチャイズ展開に着手し、そろばんの販売ルートや、そろばん教室のネットワークを生かし、契約先を開拓していく予定です。
(山陰中央新報より)
私が小さい頃は多くの子供たちがそろばん教室へ通っていました。
しかし、時代と共にそれが減ってきた上、少子高齢化ですから、そろばんに慣れ親しんだ世代をターゲットにするというのは、今の新事業らしい考え方ではないでしょうか。
さらにそれをフランチャイズ展開するというのであれば、成功が必須。
3年以内を計画のめどとしていますが、どのような展開をみせるのでしょうか。
注目です。
南部杜氏発祥の地として知られ、四つの酒蔵とワイン醸造会社がある紫波町は、「酒」を切り口とした若者の移住定住促進事業に乗りだします。
2016年度から3年計画で学生のインターンシップや「酒ツーリズム」などを企画しています。
若者と酒造り業者の交流を通じて酒造業の活性化や課題解決を図り、担い手確保やUIJターン促進にもつなげる狙いです。
地域産業の特色を生かした取り組みとして成果が注目されています。
町によると、町内酒造業者は人材不足など多様な課題を抱えており、若者が関わる相乗効果で事業拡大や雇用創出も狙います。
若者の発想や行動力を生かした新規事業を支援するため、インターネットを通じて不特定多数から資金を募るクラウドファンディング導入による資金調達の仕組みづくりも目指します。
(岩手日報より)
地方の問題を解決する新事業はこれまでも取り上げてきましたが、今回はお酒を切り口とした新事業です。
ウィスキーや一部の日本酒が国内外で注目されている昨今、若者の間でお酒離れが進むと言われていても、将来性やビジネスチャンスを感じる若者はいるのではないでしょうか。
定住促進につながる新事業となるのか、注目です。