韓国のサムスン電子は9月12日、複写機事業を米HPに10億5千万ドル(約1070億円)で売却すると発表しました。?
防衛や化学事業からの撤退に続き、非中核事業から手を引く方針の一環。競争が激化している半導体やスマートフォンなどの主力事業、バイオ医薬品などの新事業に経営資源を集中させます。
複写機事業は臨時株主総会を経て11月1日付で分社し、1年以内に譲渡手続きを終える計画です。
HPはレーザープリンターで高シェアを持つが複写機のシェアは小さいため、サムスンの複写機事業を傘下に収め、法人向けに複合機やプリンターを一体的に供給するビジネスに参入する予定です。
(日本経済新聞より)
サムスンからすると、選択と集中による事業売却。HPからすると事業強化と新たな顧客獲得といったところでしょうか。
新事業のために既存事業を手放すのは勇気がいりますが、こういった戦略をとらなければ行けない時があります。
それを見誤らずに新たな一歩を踏み出すことができるのか。注目です。
(2はデータ破損のため、消えてしまいました)