ユー・エム・シー・エレクトロニクスは、中国事業に苦戦する電機・機械メーカーに対し、現地生産の撤退を支援する新事業を始めます。
中国での人件費・人民元高や優遇措置の撤廃、生産設備の陳腐化などに伴い、撤退ニーズが増大しているためです。
これまでに受託生産の受け皿として、精密金型技術を持つ吉田製作所の中国子会社を買収したのに続き、東莞市郊外に約50億円を投じて延べ床面積2万平方メートルの新工場を建設しており、ここに既存工場1カ所を集約します。
(ニュースイッチより)
私どものグループに中国の現地法人があり、中国進出からその後の会計や法務など中国での事業をワンストップで支援しています。
幸い撤退するお客様は今のところありませんが、海外での事業は中国に限らず国内で事業を行う感覚とは異なり、失敗し撤退する企業も出てくるでしょう。
その受け皿を用意するというのはニーズがありそうですし、注目です。
アパレルの個人輸入代行サイト「BUYMA」を運営しているエニグモは、個人輸出の支援と中古品の販売に乗り出しました。
新たなサービスを足掛かりに、中期計画として掲げた流通額1,000億円の早期達成を目指します。
須田将啓社長は輸出事業の将来性について、「いずれ海外(向け)の取扱額が日本を逆転すると思う。今後は中国語圏も含め、積極的に海外の市場を開拓していく」と話しています。
(日流ウェブより)
まず輸出事業ですが、昨年「爆買い」が流行語大賞に選ばれたように、日本の商品のニーズは世界的にも高く、特に中国においては規制とシェアの関係で中国でネット販売するには特定のサイトに掲載する以外は苦戦します。
昨年は越境EC元年と言われるほど、ECサイトによる輸出事業が取りざたされました。
特に規制が少ない個人輸出は、誰でも手軽に利用できます。
そして中古品の市場は益々伸びる可能性があることからも、この2つの事業を展開するエニグモ社の今後の動向に注目です。