フランチャイズ展開

１．米ゴールドジム、破産申請　新型コロナが痛手

米スポーツジム運営大手ゴールドジムは４日、米連邦破産法１１条（日本の民事再生法に相当）の適用を裁判所に申請したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大でジムの閉鎖が相次ぎ、経営が悪化していた。
同社は「新型コロナの流行は直営ジムの運営に影響を及ぼした」とする一方、破産申請によって、フランチャイズ運営のジムが影響を受けることはないと説明した。同社は日本を含む世界約７００カ所でジムを展開。米メディアによれば、大半がフランチャイズ契約による運営だという。
（JIJI.COMより）

新型コロナウイルス感染症の影響がフランチャイズ業界にも出始めています。
ファーストキャビン、キャスキッドソン、そして今回のゴールドジム。
ゴールドジムはアメリカの直営ジムへの影響で、フランチャイズ加盟店については閉店ではないようです。
居酒屋業界では「鳥貴族」「庄や」「はなの舞」の休業延長など、まだまだ新型コロナウイルスの影響が続きそうです。
しかし、休業せず、テイクアウトに活路を見出そうとする飲食店も増えてます。
東京では、業態転換支援（新型コロナウイルス感染症緊急対策）としてテイクアウトや宅配を始めるお店に最大100万円（助成対象経費の5分の4以内）を助成し始めましたし、民間企業がテイクアウトの支援にも参入し始めています。
収束は見えても、終息が見えない今回の新型コロナウイルスについては、長期的な対応も視野に入れ、フランチャイズ本部と加盟店が一丸となり、闘う必要がありそうです。

２．アメリカのフランチャイズ展示会 オンライン開催へ

MPV エクスポジション社は、5月29日～31日の3日間、オンライン展示会「INTERNATIONAL FRANCHISE ONLINE EXPO」を開催する。
「INTERNATIONAL FRANCHISE EXPO」は米国ニューヨークなどで毎年開催している、フランチャイズビジネスに関するイベントで、今回はコロナウイルスの影響で中止となっていたが、オンラインでの開催にシフトした。
出展者は自社ブランドのハイライトをネット上で紹介することができるほか、来場者とテレビ会話やチャットを通じてライブでコミュニケーションすることが可能。
来場者は各出展ブースを自由に閲覧でき、ライブプレゼンテーションの視聴や、さまざまな資料のダウンロードができる。
日本でも同時開催を行い、日本の受付窓口は1. Fujita International, Inc. と GRIT JAPANが担当。展示用の英文資料の作成や交渉もサポートする。
（展示会とMICEより）

今年のフランチャイズショーは中止となりましたが、アメリカのフランチャイズ展示会「INTERNATIONAL FRANCHISE EXPO」は「INTERNATIONAL FRANCHISE ONLINE EXPO」として開催されるようです。
これはアメリカでの話ですが、新型コロナウイルスが終息しないと、国内でも展示会はオンライン展示会というカタチがスタンダードになるかもしれません。
来年のフランチャイズショーは、リアル開催なのかオンライン開催なのか。
新しい時代のフランチャイズ業界に、今後も注目です。