日本フランチャイズチェーン協会が22日発表した2017年の全国コンビニエンスストア売上高は、16年を0.3%下回り3年ぶりに減少しました。
コンビニ同士に加えドラッグストアとの競合も激しく、客数が1.8%減と2年連続で落ち込んだことが響きました。
17年の既存店売上高は9兆4738億円。
12月まで7カ月連続でマイナスとなるなど年後半の苦戦が目立ちました。
(日本経済新聞より)
減収の原因は「ほかの業態との競争が激しくなったほか、秋の天候不順で客数が減少したことなど」のようです。
一方、12月末の店舗数が5万5,322店と、1,700店近く増えたため、全店ベースの売上高は、10兆6,975億円で、過去最高を更新しています。
昨年12月に22ヶ月連続の減少となった訳ですが、コンビニ同士の競合、ドラッグストアなどとの競合、さらにコーヒーやドーナツなどの販売を考えると、飲食店との競合もあるでしょう。
ファミリーマートは24時間年中無休のフィットネスやコインランドリーなどの併設店舗を今年出店するでしょうから、他の業界とも競合するでしょう。
今後も益々他の業界と競合をすることで売上を維持、向上するのかもしれません。
ファミリーマートは2月14日、東京都大田区の「ファミリーマート大田長原店」2階に、自社が展開するフィットネス店舗1号店「Fit&GO大田長原店」をオープンします。
1月24日、報道向け内覧会を開催しました。
24時間フィットネス事業へ参入するもので、新たにフィットネスブランド「Fit&GO」を立ち上げました。
出店地域は都市部に限らず郊外ロードサイドも含め、今後、5年を目途に300店を展開する計画です。
(流通ニュースより)
一度詳しく話を聞いてみたいと思い、取り上げました。
コンビニの一般的な坪数を考えると、24時間フィットネスのトップブランドでフランチャイズ展開もしている「エニタイムフィットネス」の半分程度です。
これはそれだけ会員数の上限が少なくなることになります。
しかも作りによっては狭さ、圧迫感などを感じさせることになるでしょう。
しかし、価格は7900円と強気とも取れる価格設定です。
そして、すでに300店舗を展開しているエニタイムフィットネスが都内を中心にシェアを獲得していることを考えると、出店余地はあるの気になります。
ただ、一からの出店でないなら、初期投資が低いので、損益分岐が低く、さほど会員がいなくても成り立つのかもしれません。
今後のフランチャイズ展開になるのか、注目です。