カツ丼専門店「かつや」を直営、FCで展開するアークランドサービスホールディングスは、「野菜を食べるカレーcamp」を展開しているバックパッカーズを買収したと発表しました。
取得価格は、非公表です。
アークランドグループは、とんかつ専門店「かつや」を中心に飲食店の経営とフランチャイズチェーン本部の運営を行っています。
一方、バックパッカーズは、「野菜を食べるカレーcamp」を中心に飲食店の経営とフランチャイズチェーン本部の運営を行っています。
今回の株式取得により、アークランドグループの飲食店の経営ノウハウおよびフランチャイズチェーン本部の運営ノウハウを注ぎ込むことで、バックパッカーズの更なる事業拡大を目指すだけでなく、アークランドグループにおいても、バックパッカーズの新業態コンセプト開発能力を活かした様々なシナジーが見込め、新たな事業の拡大に繋がると考え、今回の買収に至りました。
(M&A Timesより)
上場している飲食チェーンにとっては、出店スピードに限界が来ると更なる成長のために新業態を生み出し、展開していかなければなりません。
しかし、そう簡単に新業態を生み出し、展開できるはずもありませんから、買収するというのはよくあるパターンです。
これはフランチャイズに加盟することとも似ています。
新規事業として飲食店を始めたいと思っても、そのノウハウがないため、フランチャイズに加盟するということは良くあります。
もし自社で新業態を開発しても、成功するか分かりませんし、軌道に乗せるのに時間がかかるかもしれませんから、既に成功しているブランドに加盟するという流れと似ているように感じました。
campの加盟開発は、既にかつやの業態に加盟している先にすれば良いのですから、展開もしやすいでしょう。
今後の展開に注目です。
2.ベーカリーカフェFC事業が予想を大幅に下回る
2017年7月25日に日本証券アナリスト協会で開催された、株式会社アクトコール2017年11月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。
(一部省略)
最後に、その他事業です。まず売上高は対当初予想で41.9パーセント減ということで、大きくマイナスとなっております。
こちらは今期第1四半期の終わりのところで、従前から展開している「パンとエスプレッソと」というベーカリーカフェを直営店舗でやっていきながら、店舗数を増やしていこうという戦略の中で、我々がグループ化した時から将来FC展開を展望してM&Aによる取得をしております。
大阪に出している店舗や地域を超えたところでの出店が非常に好調でして、海外の投資家さんからの出店依頼などもあります。
今後はやはりFC展開をしていくという戦略に切り替えまして、既存店舗の一部をFCというかたちで分社化等を実施いたしました。
(MONEY VOICEより)
「パンとエスプレッソと」は利用したことがありますが、M&AそしてFC展開をしていたことは知りませんでした。
海外からも引き合いがあるとのことですが、果たしてどんな展開をしていくのか。
国内ではどんな加盟開発をしていくのか。注目です。