日本フランチャイズチェーン協会によると、2016年度の日本国内のフランチャイズのチェーン数は1335チェーン、店舗数は26万3109、売上高は25兆974億円で、順調に推移しています。
そのうち住宅建築・リフォーム・ビルメンテナンス関連をみると、チェーン数は60チェーン、店舗数は9278店で売上高は7528億8100万円といった結果となりました。
近年は、フランチャイズに加入する工務店も多く、現在も加入を検討している経営者も多いことでしょう。
その一方で、どのフランチャイズを選択するか迷っている経営者も数多いと聞きます。
それでは、フランチャイズをどのように考えていけばいいのでしょうか。
(住宅産業新聞社より)
売上規模は25兆円を超え、今後も益々成長が予想されるフランチャイズ業界。
建築関連はそのうち、3%程度を占めています。
業界の市場規模から考えるとまだまだ小さいのが、住宅建築・リフォーム・ビルメンテナンスのフランチャイズの市場規模です。
住宅ではダイワハウス、積水ハウスが大手二社として大きく成長していますが、それでもまだまだ市場は中小規模の工務店が占めています。
しかし、住宅の寿命は延び、国もリフォームを推進するなど、新築住宅にとっては厳しい市場になっていきます。
そのためリフォーム市場に流れる工務店も増えていますが、国が目指す20兆円規模になるかどうか分からない上、流入してきた競合により市場の競争は激化します。
ならばどうすべきか。
一つは建築関連から離れるという選択肢もあります。
フランチャイズであれば、未経験者でも成長が予想される市場に参入することもできます。
いずれにせよ、フランチャイズは工務店にとって、重要な選択肢になるでしょう。
JR石山駅前に10月6日、ポップコーン専門店「ジェリーズポップコーン」がオープンします。
店主の森時博さんはこれまで、同所で障がいを持つ人たちの就労を支援する福祉サービス施設を展開してきました。
ポップコーンの通販と移動販売で全国にフランチャイズ展開する「ジェリーズポップコーン」が、今年から福祉事業者に限り店舗でのフランチャイズ展開を始めたことから、事業の一環としてポップコーンの製造販売に乗り出しました。
森さんは「梱包などの下請け作業が中心だったが、食べ物の製造という新しい分野の挑戦でスタッフたちのやる気とスキルアップにつなげたい」と話しています。
(びわ湖大津経済新聞より)
障がいを持つ人たちの就労を支援する福祉サービス施設とありますが、これらの施設で働く障がい者の平均工賃(賃金)は、平成17年時に12222円でした。
これを5か年で倍にしようとしましたが、結果的に達成できず、今でも上記のような福祉サービス施設は下請け作業をしているケースが多く、なかなか自立して生きられるだけの工賃を払うことができません。
今回のフランチャイズに加盟するという選択肢は、施設にとって新たな可能性を秘めているのではないでしょうか。
既にベリーベリースープやタリーズでも、障がい者が働く例はあります。
私どもでは、障がい者の工賃を倍増しようとした際に、某県で支援した経験から、障がい者施設の加盟についても相談に何度か載ったことがあります。
フランチャイズ展開をする本部側も新しいパッケージとなり得ます。
ザー側もジー側もお気軽にご相談ください。