システム開発のイー・カムトゥルーは、飲食店のフランチャイズチェーン展開を支援する事業を始めます。
飲食店のマニュアル作成や加盟店募集、店舗システムの構築などを請け負います。
12月から韓国料理店とブラジル料理店のFC募集を札幌など全国で開始します。
初年度は2業態で60店の出店を目指します。
イー・カム社がFC展開を支援するのは、韓国料理サムギョプサルの専門店「やさい村大地」です。
(日本経済新聞より)
過去にVL社が行っていたようなフランチャイズ展開支援を行うというニュースです。
どのような料金体系になっているのか分かりませんが、初期投資が0もしくは低いのであれば、申込数は多いのではないでしょうか。
フランチャイズ展開では、本部構築費用に加え、継続的な費用が本部にかかります。
ヒト・モノ(物件)・カネは加盟店側で用意すると言っても、本部もスーパーバイザーや加盟開発担当者の人件費、加盟開発に関する広告宣伝費など様々な費用が継続費用としてかかってきます。
軌道に乗るまではその負担は大きいでしょう。
しかし、このカタチであれば成功報酬のようなものなので、本部の負担は軽減されます。
ただ、本部にノウハウが残らないので、イー・カムトゥルー社が辞めたら本部機能がストップしてしまったり、値上げを要求した時に断ることができないなどが考えられます。
契約である程度、保険をかけているとは思いますが。
2業態で60店舗ということですが、もう1業態はどんな業態なのか。
今後の展開に注目です。
2.リビアスが「ISO 9001」認証を取得
理美容サロンを全国236店舗展開する株式会社リビアスは11月20日、国際標準化機構の国際規格「ISO 9001:2015(QMS:品質マネジメントシステム)」認証を取得しました。
美容業界ではこれまでにサロンの顧客満足度を高めるための認証取得が中心でした。
しかし、リビアスではグループ内のサロンオーナーや従業員満足度に着目しました。
フランチャイズ加盟店の運営サポートとサロンオーナーの経営サポート事業の品質向上のために、管理部門機能で取得した今回の試みは理美容業界で初めてとなります。
(Sankei Bizより)
上記にも記載されていますが、理美容業界の管理部門機能でISO9001を取ったのは初でしょう。
顧客満足度ではなく、従業員満足度のために取得したという姿勢は、既存のフランチャイズオーナーはもちろん、今後の加盟開発にとっても有効に働くと思われます。
人材採用難の時代だからこそ、従業員満足度を高められるというフランチャイズは強いのかもしれません。
今後の展開に注目です。