自動車用品のオートバックスなどをフランチャイズ展開するG-7ホールディングスは4月17日、自動車輸出販売のクラウントレーディングを買収する、と発表しました。
傘下の海外事業持ち株会社「G7インターナショナル」が5月1日付で、発行済み株式の51%を取得する予定です。
G-7ホールディングスは21年3月期までの中期経営計画で海外売上高100億円を目標に掲げます。
今回の買収が海外売上高の底上げに寄与すると判断しました。
(神戸新聞NEXTより)
クラウントレーディングは直近の売上で20億円を超える企業のようです。
既に世界50か国以上に販売実績があるようで、それを5年で100億円に持っていくというのですから、G-7HDの計画はまだまだ海外での中古車販売市場に可能性があると踏んだのでしょう。
どのような展開になるのか、注目です。
4月20日、中国青年網によると、中国湖南省長沙市にある米国系エコノミーホテル2軒で、客室のシーツや枕カバーを交換していなかったことが別のメディアの調査で明らかになりました。
この件について中国青年網の取材を受けたホテル本部の関係者はフランチャイズ方式で店舗を展開している点を指摘した上で「ホテルの運営管理はそれぞれが行っている」と説明、問題が指摘されたホテル運営側とは契約が切れていることを明らかにしました。
契約打ち切りの理由は2軒が本部の基準を満たさなかったためで、ホテルの名称変更を求める交渉がずっと続いている状況といいます。
(Record Chinaより)
こういったニュースもフランチャイズビジネスの難しさを表す一つだと思いました。
契約が切れていて、勝手に店名を使っているとはいえ、そのブランドでこういった問題が起きると、チェーン全体にマイナスイメージを植え付けます。
スケールメリットや自社の経営資源に頼らず急速な全国展開が可能などのメリットがある反面、1加盟店の行為がブランド全体に影響するというデメリットもあるのがフランチャイズビジネスです。
加盟開発担当者が目先の加盟開発にとらわれず、しっかりと加盟希望者を見極めることと、スーパーバイザーが経営指導と共にブランドを守るような管理をしていくことが重要だとあらためて感じるニュースでした。