ローソンは12月26日、中国安徽省でのエリアライセンス契約を南京中央商場有限公司と結んだことを発表しました。
海外でのエリアライセンス契約は2例目となり、2018年春に省都の合肥市に日系コンビニエンスストアとしては初めてとなる1号店をオープンします。
ローソンは1996年、中国初の日系コンビニとして上海市に進出しました。
その後、2010年に重慶市、2011年に遼寧省大連市、2013年に北京市で店舗を開業しています。
この経験を生かし、2014年からは中国各地の地場小売企業とメガフランチャイズ契約やエリアライセンス契約を結び、出店エリアを広げてきました。
メガフランチャイズ契約は現在、上海市近郊の江蘇省、浙江省の各都市の計8社と締結し、エリアライセンス契約は湖北省武漢市の中百集団と結んでいます。
中国国内の店舗数は11月末現在、1,318店で、上海市と江蘇省、浙江省で823店、重慶市で145店、遼寧省大連市で115店、北京市で68店、湖北省武漢市で167店を数えます。
安徽省への出店で中国国内のローソン出店エリアは、日系コンビニとしては最も多い5省、3直轄市となります。
ローソンは中国国内で営業する店舗を2020年までに3,000店規模に増やす計画です。
南京中央商場はローソンの連結子会社の上海ローソンとメガフランチャイズ契約を結び、2017年8月から江蘇省南京市で10店舗を営業しています。
業績が好調なことから安徽省でのエリアライセンス契約を取得、上海ローソンのバックアップを受けながら、2020年までに100店舗以上の出店を目指します。
(livedoor Newsより)
あけましておめでとうございます。本年も当ブログを宜しくお願いします。
さて、新年最初のブログはローソンが中国安徽省でエリアライセンス契約を締結したという昨年のニュースを取り上げました。
昨年12月と言えば、中国江蘇省にセブン‐イレブンが初出店というニュースも飛び込んできましたが、中国江蘇省では既にメガフランチャイズ契約を締結しているとあります。
国内ではセブンイレブンとファミリーマートに次ぐ三番手という状況になりつつありますが、中国ではローソンがすそ野を広げる準備ができつつあると言ったところでしょうか。
ただ、既に2500店舗弱(17年9月現在)を中国で展開しているセブンイレブンですから、中国でもトップの座は譲らないかもしれません。
今後の中国での展開に注目です。
「蔦屋書店」を主体に複合店舗を展開するトップカルチャーは「TSUTAYA」をフランチャイズ展開するTSUTAYAから東日本地区を中心に15店舗を譲り受けることで基本合意しました。
トップカルチャーはTSUTAYAのフランチャイズ加盟店で最大規模のフランチャイジーです。
大型店の新規出店の拡大と既存店舗網の強化に取り組んできたが、今回の店舗譲り受けにより、出店コストの低減を図りつつ、効率的に短期間での店舗網拡大を目指します。
対象店舗と譲渡価額は協議中です。
(M&A ONLINEより)
昨年は閉店が続いたTSUTAYAですが、TSUTAYAのメガフランチャイジーで上場もしているトップカルチャー社に対し、フランチャイザーである本部が店舗譲渡するというニュースです。
これまでにもこういったケースはありましたが、フランチャイズ展開をしている企業によっては選択としてこのようなケースが今後も増えるかもしれません。
TSUTAYAそして他のフランチャイズでも同様のケースに注目です。