ファミリーマートは7月5日、食品の廃棄ロスの費用や、水道光熱費などの費用を助成することを柱とする新しいフランチャイズ契約方式を導入することを発表しました。
同社では、非常に厳しい競争に晒されている加盟店に対して助成金を支給することで、加盟店の経営の安定化を図ると同時に、ファミリーマート全体の競争力向上を図っていくことを計画しています。
ファミリーマートではこうした新しいフランチャイズ契約を導入することを決めたことについて「このたびは、競争が激化する経営環境においても、加盟店が安定的に店舗運営に専念でき、かつより高い日商にチャレンジしていただくため、中食カテゴリーの品揃えの拡大とボリュームを強化できるよう、ファミリーマート本部が廃棄ロス、水道光熱費の一部を助成するとともに、その他店舗運営全般を支援するための制度を設けました」とコメントしています。
(marketnewslineより)
コンビニ業界のニュースは毎週あるように感じますが、今回は助成金の導入に関するFC契約のニュースです。
助成金とあったので、公的資金かと思いきや、本部から加盟店に対する助成金でした。
フランチャイズ加盟に関する助成金については、時々相談を受けることがありますが、今は「これ」というものがありません。
過去にはあったのですが・・・
しかし、キャリアアップ助成金を中心に助成金を利用している企業が増えているように思えます。
一定の条件を満たさなければいけないので、簡単に導入という訳にはいきませんが、フランチャイズ業界にも光がさすような助成金が今後現れるかもしれません。
中古住宅のリノベーション事業を手掛ける建築商売は7月27日、フランチャイズ事業を開始します。
同社は中古住宅の購入サポートと改修をワンストップ対応するサービスを展開しています。
平均単価は800万円と高額な点が特長です。
フランチャイズ加盟店には、高額改装を受注するための集客、設計ノウハウなどを提供します。
7月27日、東京駅近くにてリフォーム会社、工務店の経営者向けセミナーを行います。
FC運営を行うイノマルケティノの田代大介社長は「単価を上げたいという人や、これからのためにリノベを始めておきたいという人向けのサポートをしていきたい」と話しています。
(リフォーム産業新聞より)
今月に入り、フランチャイズ本部構築の相談が増えてきています。
例年ですと、7月8月あたりの相談件数は減ってくるのですが、今年はむしろ増えているように感じます。
景気が上向き、調子の良い企業が展開をし始めようというのか、将来への不安から展開し始めようというのか・・・
いずれにせよ、業界が賑わっているのは確かなように感じます。