京急川崎駅構内に今月19日、「タリーズコーヒー 京急川崎駅店」がオープンしました。
禁煙席50席、喫煙席10席の計60席を備えた完全分煙方式のコーヒーショップで、京急グループの京急フードサービスがフランチャイズ店舗として運営します。
(マイナビニュースより)
2020年に開催が決定した東京オリンピック・パラリンピック。
2020年に向け東京を中心に外国人観光客を取り込もうという動きが強まっています。
今年9月、舛添要一都知事は東京オリンピックを見据え公共機関や飲食店を禁煙にしたいとテレビ番組で語りました。
既に神奈川県では2010年から受動喫煙防止条例を制定しています。
過去のオリンピック開催国ではオリンピックのために受動喫煙を防止する条例を制定しました。
タバコ大国と呼ばれる中国・北京でも制定したのですから、東京でも間違いなく制定されるでしょう。
フランチャイズ業界においても飲食店を中心に分煙化は以前から進んでいます。
例えば大阪王将では今年、喫煙ルールの店頭表示を全国の店舗で実施しました。
喫煙ルールは店舗によって異なり、都市部の小規模な店舗では時間帯分煙が多く、比較的スペースに余裕のある郊外店では、エリア分煙の店舗が多いようです。
モスバーガーでは、禁煙もしくは分煙を9割以上の店舗で実施しています。
現在、この問題に対しては分煙化の方向で進んでいるように思えますが、この分煙化の一番の問題は、それにかかる費用です。
神奈川県では、飲食スペースが100平方メートル未満のレストランや70平方メートル未満の宴会場しかないホテル・旅館などは条例施行から3年間は努力義務とする猶予期間を設けて対処しているといいます。
条例の制定がほぼ決まると予想される中、フランチャイズ業界ではどのような動きを見せるのか、注目したいと思います。