100円ショップ大手のワッツは9月23日、マレーシアにおけるフランチャイズ展開にむけたライセンスを国内取引共同組合消費者行政省から授与されました。
これまでワッツは国内のすべての店舗を直営していました。
ワッツが取得したのは外国籍企業がマレーシア国内で、フランチャイズ契約に基づいてフランチャイズ展開をするために必要なライセンスで、これによって国内100%出資のマスターフランチャイジーを指名する必要がなくなります。
ワッツが100%出資する現地法人、ワッツ・ハリソンズが商品提供などのマネジメントを行ないます。
フランチャイズ・ライセンスに基づきフランチャイズ契約を結んだ末端の加盟店は、政府から低金利融資を受けられるなどの恩恵を受けることができるメリットがあります。
早ければ年内にフランチャイズ1号店を開店する予定で、来年は6店舗程度の出店を目指します。
(AsiaXより)
マレーシアでは1998年に「Franchise Act 1998」が施行され、国内のフランチャイザーと海外のフランチャイザーで一部の適用条文が区別されています。
結果、国内のフランチャイザーの方がフランチャイズビジネスに参画しやすくなっています。
今回の免許取得(マレーシアでは登録制度を採用しています)により、本格展開が可能になりそうですが、既に参入し、店舗数を増やし続けているダイソーとどう戦っていくのか、国内どうように海外でも注目が集まりそうです。
株式会社フーデックス ホールディングスは、 9 月 28 日の調印会において、クールジャパン機構とアラブ首長国連邦の Cipher Investment LLC の共同出資 する「Cipher Nippon Investment LLC」と中東におけるマスターフランチャイズ契約を締結したと発表しました。
中東エリアにおいては、鶏白湯のラーメンをメインとし、更にマーケットに合わせたサイドメニューによるラーメン業態を構想しています。
今後は、ドバイはじめ中東エリアで 5 年間で 20 店舗の出店を目指して事業展開していきます。
(FoodTimesより)
こちらも海外のフランチャイズに関するニュースです。
国内ですと先月、串カツ田中が上場しましたが、現時点で成長しているフランチャイズ本部もこの先、特に2020年以降に対し、不安を感じ、海外へと販路を拡大する本部が増えているのでしょう。
益々過熱しそうな海外展開。
今後はどのような企業が進出していくのか、注目です。