中東でピザハットやKFCなどのフランチャイズ権を有するファストフード運営会社クウェート・フードの過半数株式を約17億ドル(約1886億円)で売却する案が破談となりました。
これは、原油価格の低迷で投資家の信頼感が損なわれているこの地域で、大型案件への意欲が減退していることを反映しています。
「アメリカーナ」として知られるクウェート・フードはここ数年売りに出されていました。
今年2月末になって、アラブ首長国連邦・ドバイの著名実業家率いるペルシャ湾企業連合が同社株式の69%を取得する提案を行い、アメリカーナの売却案件はついに終結するかに見えました。
この案件は約17億ドル規模と考えられていました。
しかし今月29日、関係企業各社はこの合意が破談になったと発表しました。
(THE WALL STREET JOURNALより)
当ブログでも何度かM&Aの記事を書いてきましたが、今回は海外しかも破談になったものです。
国内でもコンビニや保険会社など、多くの業界で再編が行われ始めています。
フランチャイズ展開をしている企業も買収する側、される側になるケースが年々増えることが予想されます。
どのような動きが出てくるのか、当ブログでもチェックしていきたいと思います。
全国最大の370ホテル61,326室(建設・計画中ホテル、パートナーホテルを含む)を展開するアパホテル株式会社は、株式会社ララ企画とフランチャイズ契約を締結し、アパホテル宮崎都城駅前を2016年7月27日に開業することに合意しました。
サンホテル都城は、2014年10月よりアパ パートナーホテルズに加盟し、アパポイントの貯まるホテルとしてアパカード会員に広く認知されてきた。この度のフランチャイズ契約の締結により、アパグループとの連携をさらに強化していく予定です。
(PR TIMESより)
こちらも当ブログで何度か紹介してきたアパホテルへの加盟の記事です。
訪日外国人観光客の増加を受け、ホテルの建設ラッシュが続いていますが、こういった既存のホテルが加盟するというケースがアパホテルでは増えているようです。
2020年には訪日外国人観光客4000万人という目標に向け、益々ホテル業界は過熱しそうです。