たこ焼き店「築地銀だこ」などを運営するホットランドとショッピングセンター運営のイオンモールは今秋、米コーヒーチェーン「ザ・コーヒービーン&ティーリーフ」の展開を始める事を発表しました。
両社は6月に共同出資会社を設立し、米本社とフランチャイズチェーン契約を結んでおり、年内に東京都内で1号店を出しSC内などに出店する予定です。
(日本経済新聞より)
カフェ市場はスターバックスとドトールの2強が市場をけん引してきましたが、近年コメダ珈琲のような郊外型の喫茶店チェーンが市場に大きな影響を与えています。
さらに出店立地は繁華街やロードサイトだけでなく、SCや駅中、空港など幅広い場所へと拡大してきました。
SCでは主にスターバックスやタリーズコーヒーなどのカフェチェーンが出店していますが、これがザ・コーヒービーン&ティーリーフへと変われば、新たに参入しても勝算があります。
チェーン店の多くがフランチャイズ展開をしているカフェ市場において、どのような展開を見せるのか、注目していきたいと思います。
株式会社KOBEは、「とびきりおいしくて、安心安全なお肉を破格のお値段で」販売する精肉小売店『肉匠神戸』を2014年7月よりフランチャイズ展開開始しました。
現在、運営モデルとなった既存店舗では月間1,000万円以上、粗利益率40%以上を実現し続けています。
(財経新聞より)
精肉小売店は直営ばかりでしたが、いよいよフランチャイズ展開をし始める企業が出てきました。
これまでフランチャイズ展開をする企業がなかった背景には、消費者がスーパーやディスカウントストアなどの大型店で買うようになり、いわゆる町のお肉屋さんの多くが淘汰されていったことが背景にあるのでしょう。
それでも成功する自信があって展開をしはじめたようで、下記のような画期的な仕組みを導入しています。
1.【キャシュフロー保証】店舗のオープン4ヶ月後から60ヶ月間、毎月30万円以上のCFを保証。
2.【買取保証】5年後もし満足しなければ、総投資額での買取を保証。
(60ヶ月のキャッシュフロー+買取金額=総投資額)
そして偶然にも中国で起こった鶏肉問題は、消費者に食の安全性についてあらためて考えさせ、国内産の信用力の向上へとつながりました。
この追い風を利用し、町中にお肉屋さんを復活させ、日本の食卓と日本の畜産業を守ることになるのか、注目したいと思います。