インドネシアの地元誌テンポは9月4日、現地食品大手スリボガ・ラトゥラヤ傘下の外食チェーン運営会社が賞味期限切れの食材を使用していたと報じました。
同社はトリドールのうどん店「丸亀製麺」26店、米ヤム・ブランズのピザ店「ピザハット」326店をインドネシアでフランチャイズチェーン展開しています。
運営会社は同日、記者会見を開いて報道を否定しました。
報道によると、運営会社は賞味期限が迫った小麦粉や天ぷらなどの食材の品質を検査し、自社判断で期限を最大6カ月延長していたというのです。
テンポと英BBCが共同で調査し、期限を延長した食材のリストや、不正の手順を説明した社員のメールを入手したそうです。
この行為が期限切れ食品の販売を禁じた法律に違反すると指摘しました。
(日本経済新聞より)
インドネシアで消費者の反応は分かりませんが、法律違反どうこうではなく消費者離れになるようなニュースです。
期限切れではないですが、船場吉兆の産地偽装やマクドナルドの食品製造問題を思い出します。
こういったニュースは内部から漏れることがよくあります。
先日もPCデポの解約料問題に対して、店舗が勝手にやったことだと発表した直後に、内部からノルマのようなルールの書類が漏れました。
何かを隠そうとすると、そこから崩壊が始まる。
悪いことはできないと改めて感じたニュースでした。
コロワイドの子会社レインズインターナショナルは9月9日、カンボジアプノンペンへ、カンボジア1号店となる「焼肉牛角」ボンケンコン店をオープンしました。
カンボジア国内でのフランチャイズ契約を「THF&B社」と締結し、今後5年間で「焼肉牛角」の出店を、5店予定しています。
出店により、コロワイドグループの海外展開は12の国と地域へと拡大します。
(流通ニュースより)
牛角が日本の焼肉市場を変えたように、世界の焼肉市場を変えるのではと感じるカンボジア出店のニュースです。
牛角と言えば、価格・サービス・雰囲気が当時としては画期的でしたが、世界ではどう映るのでしょうか。
そして、サービスはどこまで踏襲することができるのでしょうか。
また海外でフランチャイジーとなる企業の加盟開発はどのように進められていくのでしょうか。
世界へ日本の飲食・サービスが広がっていますが、次はどこへどのブランドが進出するのか、注目です。