日本フランチャイズチェーン協会が8月30日に発表しました「2016年度フランチャイズチェーン統計調査結果」によりますと、1335チェーンの合計全店売上高が25兆円を突破しました。
業種別売上構成は小売業71%、外食業16%、サービス業13%。小売業に含まれるコンビニエンスストアがけん引役となりました。
全体では前年比6チェーン増、2117店増の結果、売上高が5028億円上乗せになり25兆円を超えました。
チェーン数、売上高は7年連続、店舗数は8年連続で増え続けています。
(日本食糧新聞より)
フランチャイズ業界は順調に成長していますが、やはり業界の7割近くを占めるコンビニエンスストアの成長が業界の成長に直結していると言っても過言ではありません。
しかし、大手3社は1万店を超え、日本国内では飽和状態になる時期も近いと思います。
コンビニエンスストアの成長の鈍化やストップが、フランチャイズ業界の成長を止めてしまうとなれば、次に業界をけん引するビジネスの台頭が望まれるでしょう。
果たして次の世代を担うのはどのようなビジネスなのか。
今後もフランチャイズ業界の動向に注目です。
マッシュトレーディングはキノコの量産に乗り出します。
収穫開始までの期間を約30日と従来比5割縮めた生産法を確立したのを機に、来春に燕市に工場を設けます。
フランチャイズ方式で農家にもノウハウを提供し、2020年までに年間1万トンの供給体制をつくる予定です。
キノコ関連の技術開発を手掛けてきましたが、高効率の生産法を確立できたため、自ら量産して収益源にします。
(日本経済新聞より)
日本の農家の現状ですが、農家全体の15%にすぎない500万円以上販売農家が、販売金額全体の75%を稼いでいるそうです。
つまり85%の農家は厳しい現状と言えるでしょう。
そういった意味では、今回のキノコのフランチャイズに加盟することで、農家の現状が変わる可能性もあります。
加盟開発もこういった農家をターゲットにしてみるのも一つではないでしょうか。
恐らくは規模の大きなところから加盟開発を行っていくとは思いますが。